妖怪補助掛けババァのお話

昔々、といっても一昨日の夜中のことじゃ。
海底洞窟というところに、総勢１２人という、巨大な寄与組合があったそうじゃ。

たまたま海底洞窟に、水晶岩石男を狩りにいっておった
倶楽部亀仙流の戸締り特攻隊長が、その寄与組合に勧誘されて加入したのじゃ。
それを聞いておった、倶楽部亀仙流の倶楽部員どもが
「なんだか楽しそうだぞ」と、持ち前の好奇心を発揮して
早速海底に行ってみたそうじゃ。

巨大寄与組合は総勢１２人。
倶楽部亀仙流の参加希望者は３人。
ちょうど１５人になるから入れれ、と組合長どのに交渉。
快く入れていただくことに成功した倶楽部亀仙流の面々だったのじゃ。

早速狩りに精を出す、誤爆局長。
水晶岩石男はもちろん、古井戸魔法使い、そして手にまで
連をかましまくり、反撃を食らう大暇人帝國総長。
総勢１５人ということもあり、組合報酬も旨いのじゃった。

そんな海底洞窟に現れたのが、妖怪「補助掛けババァ」だったのじゃ。

敵を倒さず、味方に補助をかけまくる手血獲流こと
鬼の天然副長の姿を見たものは、次の瞬間、身体を青い光に包まれるそうじゃ。

そして「妖怪補助掛けババァ」は、海底を駆け回り
総勢１５人に補助をかけまくったのじゃ。

その日の組合通信は
「あり＾＾」
という言葉で埋め尽くされたということじゃ。

心暖まる話じゃのぅ。

 

 

 

妖怪「補助掛けババァ」